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◆リモートデスクトップで遠隔操作
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ネットワーク実習を行う上で各種サーバを構築する機会が多々発生してきます。DNS、DHCP、FTP、WWWなど各種サーバを構築するようになります。各種サーバを設定するたびに、数台のパソコンの前に行ったり戻ったりして、キーボードやマウスで操作するのは、少々疲れてしまいますし、時間がかかってしまいます。
PC切替え装置で切り替えて操作するという手もありますが、新たに切替え装置やケーブル一式を購入しなければなりませんし、なにより場所を取ります。
そこで、便利なのが、「リモートデスクトップ接続」です。サーバ上で仮想的に構成されたWindowsデスクトップにクライアントPCから、あたかもクライアントのPCで動いてるかのように操作できます。
クライアントのPCからリモートのサーバを設定することで、1台のPCで、コンソールケーブルを介して、ルータやスイッチの設定もできますし、サーバの操作もできます。机の前から動くことなく、設定作業に集中できるので実習がはかどります。
クライアントのPCが、Windows XPもしくは、Windows Vistaであれば、この機能が利用できます。利用しているOSがWindows
XPでない場合も、Windows XPのCD-ROMを使えば、Windows 98やWindows Me、Windows 2000に接続用のソフトをインストールすれば、この機能を利用することができます。
リモートデスクトップを利用するには、接続先のサーバに必要なサービスをインストールする必要があります。
サーバは、手軽に設定できるという点から、「Windows Server 2003」がお勧めです。もちろん、「Windows
2000 Server」でもかまいません。
そんなにお金をかけられないぞ!
って思われる方も多いかもしれません。
Linuxでサーバをお金をかけないで構築するという手もありますが、手軽にという点では、「Windows Server 2003」の方が扱いやすいと思います。
ちなみに、お金をかけたくない場合、
Microsoftのサイトから、Windows Server 2003 R2 の評価版を入手することができます。
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 180 日限定評価版は、CD価格 :1,260 円
(ダウンロードは無償です)
評価版も正規版とほとんど同じです。ネットワークの学習に利用するのであれば、十分です。
ダウンロードは、下のリンク先から。
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/trial/default.mspx
●Windows Server 2003を設定する
Windows Server 2003であれば、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」で「Windowsコンポーネントの追加と削除」を選択し、「ターミナルサーバ」を選択してインストールします。
[リモート管理モード]を利用すると、手軽にリモートデスクトップ機能を使用することができます。このモードは、Administratorsグループに所属するユーザのみが利用できるモードで、アプリケーションも実行できます。
●接続してみる
「全てのプログラム」→「アクセサリ」の中に「リモートデスクトップ接続」があります。サーバ設定を頻繁に行う場合は、デスクトップにコピーしておくと便利です。
リモートデスクトップを起動させます。
すると、接続先を聞かれます。接続先を入力します。
接続先が、表示されます。ここから先は、見慣れた画面です。ログインすれば、サーバを遠隔操作できるようになります。
全画面表示することも、下の図のようにウィンドウ内で操作することも可能です。
遠隔操作するソフトにVNCというフリーのソフトもありますが、こちらは、やや重いです。「リモートデスクトップ接続」は、快適に動きます。おススメな機能です。
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