基礎から学ぶ ネットワーク塾 > ネットワーク入門 > DHCPの仕組み詳細(その6)

 ネットワーク書籍
基礎から学ぶ ネットワーク塾
◆DHCPの仕組み詳細(その6)

※ネットワークの学習は、TCP/IPを学ぶことから始めることをオススメします。TCP/IPは、今日のLANやインターネットを支えている重要な技術になっています。ここでは、これからネットワークを学ぼうとする方に必要なネットワークの用語やテクノロジーの紹介、そして、TCP/IPプロトコルの基礎知識を中心に説明してゆきます。


◆DHCPの仕組み詳細(その6)

 ここでは、DHCPサーバと同じサブネットにあるクライアントがDHCPアドレスを取得する際のやりとりを説明してゆきます。


◆DHCPサーバと同じサブネットにあるクライアントがある場合

ネットワークの構成が、下図のように、クライアントは、DHCPサーバと同じサブネットに属しています。


この時の、クライアントとDHCPサーバ間のやり取りは、下図のように行われます。


やり取りするパケットの送信元、宛先のアドレスは以下のようになります。

パケット 送信元
MACアドレス
宛先
MACアドレス
送信元
IPアドレス
宛先
IPアドレス
DHCPDISCOVER AAAA.AAAA.AAAA
(クライアントの
MACアドレス)
FFFF.FFFF.FFFF
(ブロードキャスト)
0.0.0.0 255.255.255.255
(ブロードキャスト)
DHCPOFFER BBBB.BBBB.BBBB
(DHCPサーバの
MACアドレス)
FFFF.FFFF.FFFF
(ブロードキャスト)
192.168.1.1
(DHCPサーバ)
255.255.255.255
(ブロードキャスト)
DHCPREQUEST AAAA.AAAA.AAAA
(クライアントの
MACアドレス)
FFFF.FFFF.FFFF
(ブロードキャスト)
0.0.0.0 255.255.255.255
(ブロードキャスト)
DHCPACK BBBB.BBBB.BBBB
(DHCPサーバの
MACアドレス)
FFFF.FFFF.FFFF
(ブロードキャスト)
192.168.1.1
(DHCPサーバ)
255.255.255.255
(ブロードキャスト)


1.DHCP Discover

 クライアントは、送信元アドレスとして、送信元MACアドレスに自分のMACアドレスを、IPアドレスを「0.0.0.0」を設定します。宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスとして、宛先MACアドレスに「FFFF.FFFF.FFFF」、宛先IPアドレスに、「255.255.255.255」を設定して、IPアドレスを割り当てるように要求を行います。

2.DHCP Offer

 この要求を、DHCPサーバは受け取り、送信元に「このIPアドレスはどうですか?」という提案(DHCPOFFER)を送ります。この時、宛先アドレスがユニキャストではなく、ブロードキャストで送られます。宛先MACアドレスには、「FFFF.FFFF.FFFF」を宛先IPアドレスには、「255.255.255.255」となります。

3.DHCP Request

 クライアントは、DHCPOFFERで受け取った提案で良ければ、「その情報を使わせて下さい」という申請(DHCP REQUEST)をブロードキャストします。

 送信元アドレスとして、送信元MACアドレスに自分のMACアドレスを、IPアドレスを「0.0.0.0」を設定します。宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスとして、宛先MACアドレスに「FFFF.FFFF.FFFF」、宛先IPアドレスに、「255.255.255.255」を設定して送信します。

4.DHCP ACK

DHCPサーバは、クライアントに承認(DHCP ACK)メッセージを送信します。

 この時、宛先アドレスがユニキャストではなく、ブロードキャストで送られます。宛先MACアドレスには、「FFFF.FFFF.FFFF」を宛先IPアドレスには、「255.255.255.255」となります。

DHCPの仕組み詳細(その5)」 ← 前項 | 次項 → 「DHCPの仕組み詳細(その7)




Copyright(c)2006- 基礎から学ぶ ネットワーク塾 All rights reserved.